学研 大人の科学 テルミンPremium

学研が大人の科学で販売したテルミン特集を買った読者の中でもう少しちゃんとしたテルミンが欲しいという要望に応えて発売されたテルミンPremium。コンパクトにできているが左右のアンテナやピッチ調整、ボリューム調整ができる本格的テルミン。

テルミンPremium

優れている点

なんといっても超コンパクトなボディで電池駆動なので非常にポータブルである。
また筐体の裏に1/4のメスのネジ穴があるので、本格的にカメラ三脚などにとりつけて演奏することもできる。
内蔵スピーカーからも音が鳴らせるし、イヤホン端子から外部機器にライン出力することもできる。

注意が必要な点

キャリブレーションが難しい

本物のアナログテルミンと同じ作りになっているのでピッチのキャリブレーションはコアドライバーでPitch Adjustと書かれているネジを回すことで大まかに調整し、演奏時の微調整はピッチトリムと書かれたノブを回して行う。音量についてもVolume Adjust/ボリュームトリムで同様に行う。まともに演奏できるかどうかはPitch AdjustとVolume Adjustのドライバー調整で決まるが、これが物凄くセンシティブで調整が難しい。

ノイズがのりやすい

マニュアル通りに演奏する場合、アースの線を手首に巻いて人間アースにするが、この状態だと手を動かした時にノイズ音がすることが多く演奏にならない。そのためののアース線は本物のアースに接続して使うと結構安定した音になる。アースを接続しなければノイズはしなくなるが、音が甲高くなってしまうので、演奏するにはアースが必須となる。

値段が結構高い

発売当初は1万ちょっとのような価格だったと思うが、生産中止品であるため現在中古を入手しようとするとプレミアがついて3万以上することが多く、オモチャテルミンの割には値段が高い。

テルミンPremiumに対する私の評価

テルミンPremiumは学研大人の科学のオモチャテルミンでは満足できなかった人がちょっとだけ冒険して買うお試しテルミンである。色んな意味で本門のアナログテルミンの特性を全て持っているので、本物のアナログテルミンに手を出すべきかどうか悩んでいる人がテルミンを知る意味で買うのはありだと思う。ただし音色のチープさや調整の難しさからずっと演奏する楽器としてのテルミンとしてはお勧めしない。